活動記録

脱炭素

2026.01.13

社会・地域の課題を解決しながら利益も出せる農業を!

社会・地域の課題を解決しながら利益も出せる農業を!

人と人をつなぎ、次世代に向けたまちづくりの一翼を担うことを目的に作られた株式会社にじまちでは、常滑エリアと半田エリアの2拠点でブランドトマトの栽培をしています。半田にあるバイオファームHANDAでは、隣接するバイオガス発電施設からCO2と熱を受け入れることで化石燃料を一切使用しないミニトマト生産を実現。平均糖度が9~10度もある「HANDAミラトマト」を全国のスーパーマーケットなどに出荷しています。

半田で立ち上げた先進の植物工場から高糖度トマトを全国のスーパーにお届けする

トマト生産工場 バイオファームHANDAの面積は約1万㎡。ちょうどサッカー場くらいのハウス内で約37,000本のトマトを栽培しています。バイオガス発電のプロセスで発生するCO2を植物工場に送り込むことでトマトの光合成を促し、熱も取り込んで冬場でも安定したトマト生産を実現しています。世の中の多くのハウス栽培では冬場にかかる膨大な燃料費が経営を圧迫しているそうですが、バイオファームHANDAは排熱を利用することで、その課題をクリアしています。

出荷されている「ミラトマト」について

にじまちが常滑で栽培している「金赤トマト」は都市部の高級百貨店などに出荷されますが、「HANDAミラトマト」は全国のスーパーを中心に出荷中。色鮮やかで糖度が高く食味も良好。しかもお値打ちな価格帯ということで支持されているそうです。種苗会社と協力しながらおいしくて栽培もしやすいトマト品種を選び抜き、徹底したモニタリングやAIの活用、作業の自動化・省力化も進めていて、高品質のトマトが毎日2,000パック以上出荷されています。

生産性とともに、働きやすさも優先した農業の現場づくり

おいしいトマトをつくることが大前提ですが、あらゆる可能性をシミュレーションして仕組み化しました。農業でイメージする「重い・きたない・面倒」といった部分を、機械化や効率化していきました。苗作りも種苗会社にアウトソーシングして、植え付けだけを行う仕組みにしています。パック詰めの計量作業も、高機能なはかりをカスタマイズして自動化しています。売り先もスーパーマーケットを中心に直販することで安定価格を維持できています。投資と効果のバランスを見極め、最適な方法を選んでいます。

また、バイオファームHANDAにはたくさんのパートさんが来てくれているのですが、仕事は15時までとしています。就業時間を伸ばしたほうが生産性は上がるかもしれませんが、それよりもパートさんの日々の働きやすさを選びました。物流パレットやフォークリフトなども活用し、できるだけ重いものを運ぶ必要がないようにしています。

世間の意識を変える農業を。地域から生まれるリーディングモデル。

バイオファームHANDAでは、トマトの収穫が9月ごろからスタートして7月上旬くらいで終わります。トマトは真夏の安定出荷が難しく全国的に数が少なくなるのですが、昼夜の寒暖差が大きい一部地域では真夏でも栽培が可能です。にじまちでは現在、山梨県北杜市で試験的に夏栽培を行なっており、いずれは大規模な農場立ち上げも視野に入れています。1年を通じておいしいトマトを出荷できれば、チャンスも広がるしお客さまも喜んでくれると思います。

農業には、担い手不足の課題もあります。農業がいつのまにか“だれもやりたがらない仕事”になってしまっているのが実情です。しかし、しっかり稼げて休みも取りやすく、やりがいをもって取り組める新しい農業のカタチが確立できれば、若い人たちも魅力を感じて「やってみよう!」と思ってくれるかもしれません。

「おいしいものを食べて幸せを感じてほしい」という想いを大切に地域の課題を解決しながらお客さんに喜んでもらえる事業を、これからも継続していきます。

この活動記録のパートナー企業さま

株式会社にじまち

愛知県を拠点に環境に配慮した脱炭素スマート農業を実践。 高品質で高糖度なミニトマトを全国へ出荷しています。

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